トップ > iDeCo+ > iDeCo+導入の流れ
iDeCo+(イデコプラス)とは

○iDeCo+導入にあたって、事業主が行う手続き等の流れは、おおむね次のとおりになります。

1.制度導入の検討

○iDeCo+を実施できる事業主の要件(※)を満たしているかを確認します。

2.拠出対象者の設定

①iDeCo+では、基本的に、厚生年金保険の被保険者である従業員でiDeCo加入者である方全員に、iDeCo加入者の掛金に上乗せして事業主掛金を拠出します。

②ただし、一定の資格(※)を設ける場合は、その資格を満たす方に対して事業主掛金を拠出することができます。

3.掛金の設定

①事業主掛金の額は、iDeCo加入者の掛金と合計して1か月あたり5,000円以上23,000円以下となるように、1,000円単位で決定します。

②事業主掛金の額は、基本的に、拠出対象者全員が同額となるように決定します。

③一定の資格(※)を設ける場合は、資格ごとに事業主掛金の額を設定することも可能です。

4.労使合意と拠出対象者の同意

①iDeCo+の実施について、厚生年金保険の被保険者の過半数を代表する者(※1)の同意(※2)を得ます。

  • ※1 厚生年金保険の被保険者の過半数で組織する労働組合がある場合はその労働組合になります。
  • ※2 「労使合意」といいます。

②一定の資格を設けて事業主掛金を上乗せして拠出する場合や、一定の資格ごとに事業主掛金の額を設定する場合も、厚生年金保険の被保険者の過半数を代表する者の労使合意を得る必要があります。

③労使合意の後、拠出対象者に事業主掛金の額などiDeCo+の実施内容を通知し、事業主掛金を上乗せして拠出することについて同意を得ます。

【労使合意に必要な書類(見本)】

  • ○ iDeCo+省令様式12号(PDF)

    iDeCo+省令様式12号(PDF) PDF形式

  • 中小事業主掛金の拠出の対象となる者に一定の資格を定めることに関する同意書
    (一定の職種、一定の勤続期間で資格を設ける場合)

5.事業主の手続き

①iDeCo+の制度開始時期は、従業員への周知や、制度開始の手続に要する期間を考慮して決定します。

②事業主は、該当する従業員にその旨を伝え、早めに手続きを行うよう促す必要があります。

③iDeCo+を導入する際は、あらかじめ「事業主払込」用の登録事業所番号(※)を取得しておく必要があります。下記PDFをご覧いただき「事業所の事前登録」を行ってください。

「iDeCo+における事業所の事前登録について(PDF)」
※「個人払込」用の登録事業所番号とは異なりますのでご注意ください。

6.従業員の方の手続き

①iDeCo+の実施に伴い、新たにiDeCoに加入する従業員の方は、ご自身で運営管理機関へ「個人型年金加入申出書」を提出し、iDeCoの加入手続きをする必要があります。

②既にiDeCoに加入している従業員で、加入者掛金の払込方法を「個人払込」にしている場合は、「事業主払込」に変更する必要があります。該当する従業員の方は「加入者掛金納付方法変更届」を運営管理機関に提出し、お手続きください。

③iDeCo+の実施に併せて、加入者掛金の額を変更する場合は、「加入者掛金額変更届」を運営管理機関に提出し、お手続きください。

④iDeCo+の開始当初から事業主掛金の拠出対象となるためには、これら①~③の手続きが完了している必要があります。

7.書類の作成・届出

①iDeCo+の加入者掛金及び事業主掛金の拠出開始月の前月20日までに、国民年金基金連合会に届出書類を提出します。
(例)2025年4月から事業主掛金の拠出をする場合は、2025年3月20日までに届くように送付します。初回の事業主掛金の口座振替は2025年5月となります。口座振替の日は各月の26日で、金融機関の休業日に当たる場合は翌営業日となります。

②地方厚生(支)局にも提出が必要な書類については、国民年金基金連合会に2部提出し、うち1部を国民年金基金連合会が地方厚生(支)局に送付します。

③提出期限に間に合わない場合や、書類に不備がある場合は、制度の開始が遅れますので、書類の記入内容を確認のうえ、日数に余裕を持って送付してください。

<書類の送付先>
〒135-0016
東京都江東区東陽2-4-2 新宮ビルB1F
アルティウスリンク株式会社内
国民年金基金連合会 中小事業主掛金担当者宛

※「5.事業主の手続き」、「6.従業員の方の手続き」、「7.書類の作成・届出」は、iDeCo+の開始月とタイミングを合わせて行う必要があります。

TOP
Top