１．iDeCo＋（イデコプラス）の導入に当たっては、iDeCo+の申請と併せ、就業規則の整備等が必要となる場合があります。

２．特に、一定の資格を設けて、該当する従業員のみに事業主掛金を上乗せして拠出する場合や、資格ごとに事業主掛金の額を設定する場合は、就業規則等の整備が必要となります。

３．就業規則や社内規則等を整備する場合、社会保険労務士にご相談いただくことになりますが、確定拠出年金法及び労働関連法の双方の制度に精通した有識者が限られているのが現状となっております。

４．国民年金基金連合会では、日本商工会議所と全国社会保険労務士会連合会に資格確認のご協力をいただき、１級DCプランナー（※1）と社会保険労務士の両方の資格を持つ方（※2）をiDeCo＋導入時の社内規則等の整備にあたっての相談先としてご紹介しております。

• ※1 DCプランナーとは
  日本商工会議所と金融財政事情研究会の共催する認定試験に合格し、日本商工会議所に登録することで与えられる資格です。
  確定拠出年金制度の導入と普及を担う人材の育成を目的として創設されました。各種年金制度全般にわたる知識、退職給付制度の知識、金融商品や投資の知識、ライフプランニング・リタイヤメントプランニングの知識まで幅広い知識を持つことから、「企業年金総合プランナー」としての位置付けを持っています。中小企業に特有の中小企業退職金共済や特定退職共済、小規模企業共済もカバーしています。日本商工会議所への資格登録により「１級DCプランナー」等の名称を使用できます。 資格登録の有効期限は２年で、更新料に加え、１級の場合は「１級DCプランナー資格更新通信教育講座」または「１級DCプランナー資格更新研修会」の受講と修了が必要です。
• ※2 両資格のほか、国民年金基金連合会による定期的な実務研修を受講いただいております。